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効果的である。
連関図法では、用いる連関図をそのパターンから、中央集中型、一方向集中型、関係表示型、応用型の四つに分類されている。
○連関図法の利点
○原因が複雑に絡み合う問題を整理することができるので、計画段階から広い視野で全体を見渡すことができる。
○メンバーのコンセンサスを得ることが容易になる。
○枠にとらわれず自由に書けるので発想の転換や展開に役立つ。
〇重点項目が的確にとらえられ、各原因の相互の関連が明確となり、関係者に認識してもらえる。

 

3)系統図法とは
系統図法とは、目的を果たす最適手段を系統的に追求していく手法である。この系統図の作成の過程及び結果の中から、問題解決への具体的な指針、施策を得ることができる。系統図法では、用い方によって、構成要素展開型、方策展開型の2つがある。
○系統図法の利点
〇事象を系統的に論理展開しやすく、抜け、洩れ、がなくなる。
○メンバーの意志統一がはかりやすい。
○手段を整理しやすく一目でわかるため、関係者への説得性がある。

 

4)マトリックス図法
マトリックス図法は、多元的思考により問題点を明確にしていく手法である。その展開は、行に属する要素と、列に属する要素により構成された二元表の交点に着目して、
〇二元的配置の中から問題の所在や問題の形態を探索したり、
○二元的関係の中から問題解決への着想を得たり、することである。交点を着想のポイントとすることによって問題解決を効果的に進めていく。
○マトリックス図法の利点
○長年の深い経験に裏付けられた着想に関するデータが短時間に求められ、数値データ以上の効果を発揮することがある。
○要素間の関係が明確になり、全体の構成を一目で把握できる。
○2〜4種の表がうまくまとめられ、問題の所在がより明確になる。

 

 

 

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